ファウチの隠蔽

コロナパンデミックの真相解明の情報がでてきていますが、先月はファウチ氏の元上級顧問であるデビッド・モレンス博士が、新型コロナウイルスの起源に関する記録を隠蔽した疑いで起訴されました。そして今月は現役CIA上級工作員のジェームズ・E・アードマン3世(James E. Erdman III)さんの公開証言が話題となっています。彼はCIAで20年のキャリアを持ち、2025年3月〜2026年4月の間、国家情報長官(DNI)が立ち上げたCOVID-19の起源を調査する特別タスクフォース「Director’s Initiatives Group(DIG)」でCOVID-19起源調査のリーダーを務めました。今回の証言についてCIAは彼の証言を事前承認しませんでしたが、「政府の秘密が政府の免責になってはならない」と判断し、「大きな個人的リスク」を冒して公開証言に臨んだとランド・ポール上院議員は話しています。

話題になっているアードマン氏の主な証言内容はこんな感じです。

 ラボリーク説が内部で繰り返し結論付けられていた

アードマン氏の証言によると、CIAの科学分析官は2021年〜2023年の間に複数回にわたり、「COVID-19はラボリーク(研究所漏洩)が最も可能性の高い起源である」と結論付けていた。しかしその結論は公式の見解には反映されず、議会にも報告されなかった。エルドマンは「情報コミュニティ内の複数の機関が回覧した文書の中に、ラボリークのための全ての条件が揃っているとする分析があった」と証言した。

ファウチ博士が情報機関の結論を意図的に操作した

「ファウチ博士のカバーアップへの関与は意図的なものだった」とアードマン氏は証言。2020〜2021年にかけて、CIAがすでにラボリーク説を強く検討していた時期に、ファウチ博士は複数回にわたってCIA・FBI・その他の情報機関の省庁横断的な捜査官と面会していた。捜査官たちがファウチに専門家の意見を求めたところ、ファウチは「選別された専門家リスト」を提供した。そのリストに含まれていた科学者たちは機能獲得研究に関わっていた人物であり、ファウチはさらにこれらの利害関係者たちを情報機関の省庁横断捜査に紹介した。これにより、ラボリーク説に不都合な当事者たちが調査に影響力を持つことになった。

直接証拠・状況証拠はあるが直接に示す「物的証拠」はまだない

エルドマンは「ファウチ博士や他の関係者がカバーアップを露骨に議論した文書(いわゆる『スモーキングガン』)は現時点では見つかっていない」としながらも、「閲覧した多くの文書に、カバーアップを示す広範な底流(pervasive undercurrent)があった」と述べた。

バイデン政権の「後始末工作」

ポール議員はバイデン政権の最終段階での動きを「後始末工作(clean-up operation)」と表現。「新たな情報が出たためではなく、政権交代前に既成事実を作るために、CIA最後の評価書を出させた」と指摘した。

文書の隠蔽が現在も続いている

アードマン氏は「ギャバード長官は責任ある対応をしようとしているが、ODNIはCIAおよび国務省の情報部門から、要求した全ての文書をいまだに受け取っていない」と証言。国務省の情報部門はファウチ博士に近い科学者たちの評価に依拠していたという。

ここで注意したいのが、証拠のレベルについてアードマン自身が「スモーキングガン(決定的証拠)はまだない」と認めています。証言は重要ですが、確定的な結論ではないです。そして不思議なのが、CIAの広報担当者、リズ・ライオンズさんはXに「委員会は、すでにその人物から非公開の証言を得ていたにもかかわらず、CIAに通知することなく、本日、同局職員を証言のために召喚するという不誠実な行為を行った。本日証言する証人は、真実を追求する内部告発者として出頭しているのではなく、ポール委員長が発した召喚状に応じたに過ぎない。この手続きは、議会公聴会を装った不誠実な政治的パフォーマンスに過ぎない。CIAがすでに評価している通り、COVID-19は研究所からの漏洩に起因する可能性が最も高く、その結論を覆そうとする試みは不誠実である。」と発信しています。ということは現CIAもやっぱり信用できないということなのでしょうか? 

そして私にとって極めつけだったのが、なんといっても民主党上院議員は一人も公聴会に出席しなかったことです。エプスタイン文書についてとやかくいっていますが、何十万人という死者をだし、経済も破壊されたあのパンデミックの裏側でなにが起こっていたかは政党に関係なく、真実を解明し、責任を取らせるということが政治家の義務ではないのでしょうか?

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