炭水化物は大敵?

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近年ローカ―ボ、糖質制限、ケトジェニックダイエットなどが人気を得て、多くの専門家はこのような食事療法を心臓病、糖尿病、肥満などの生活習慣病を予防してくれると推薦しています。しかし、すべての人に適応する食事療法というのは存在しません。現に糖質制限、ケトジェニックダイエットを続けることに失敗した人が多くいます。 それは不適切なやり方(栄養不足)が原因かもしれませんが、遺伝的な理由から炭水化物が必要となることもあるのです。

炭水化物を非常に効率的に処理することができる人は炭水化物を摂しても脂肪にならないのです。お友達の中に3食常に炭水化物を摂していても全く太らず健康な人がいるのではないでしょうか? 今月初めBBC(英国放送協会)が「The Truth About … Carbs (炭水化物の正体)」というドキュメンタリーの番組が放映されました。その中でクラッカーテストというのがありました。約30秒間のこのテストは、遺伝子に基づいて炭水化物をどのようにして代謝させるか、そして食べる炭水化物の量がどのように影響するかを明らかにするのです。

このクラッカーテストは遺伝学者のシャロン・モアレム氏によって発明され、2016年に出版された彼の著書、「DNA再スタート:遺伝コードのロックを解除し、体重を減らし、老化を逆転させる」にも説明が載っています。このテストをするにあたって必要な物はプレーンなクラッカー(味なし)、タイマー、紙とペンです。まずお口の中に唾液をたくさん溜め、タイマーのスタートと同時に味のないクラッカーを食べてみてください。そして何秒ぐらいでお口の中の味のないクラッカーが甘く感じたかを書き留めます。これを3回し、平均値を出すのです。

ではその結果をご説明しましょう。
もし14秒以内に甘さを感じることができたら、デンプン分子をより小さな糖様分子に細かく切り刻む多くのアミラーゼを持っているということになります。そのような人々は、祖先が穀物でいっぱいの食事をしている可能性があるので、口と膵臓にアミラーゼを作るために使用されたAMY1遺伝子の複数のコピーを遺伝した可能性が高いと判断されます。

次に15秒から30秒で甘さを感じたという人は上記の人に比べデンプン質の炭水化物を分解するのに時間がかかりますが、炭水化物の消化はそこまで困難ではないので、体重増加を経験することなく、ある程度の炭水化物を食べることができると言われています。

最後に30秒以上または全く甘さを感じないという人は十分に炭水化物を分解できないということになり、炭水化物の摂取により、体重増加につながってしまうと言われています。

現にこのテレビ番組のホストであるトレケン医師(Dr Xand van Tulleken)は以前266kgあり、炭水化物をよく食べていて、このテストでは30秒以上だったと言います。そして彼は「モアレム学者の研究ではまだ早い段階ですが、クラッカーテストは、炭水化物耐性がどれくらい人によって違うのかを実証しています」とコメントしています。とっても面白い実験ですよね? 炭水化物好きで痩せているお友達とぜひこの実験を試してみてください。どんな結果がでるでしょうか? 例え14秒以内に収まったとしても、クッキー、チップス、ケーキなどのジャンクフードを食べていいわけではないので、気をつけてください。あくまでも加工のされてない、または少ない穀物、豆類をとるようにしてくださいね。

参考文献
https://www.bbc.co.uk/iplayer/episode/b0b5y6c0/the-truth-about-27-carbs
https://www.mindbodygreen.com/0-26295/this-30second-cracker-test-will-tell-you-how-many-carbs-you-should-be-eating-for-your-dna.html

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