煙たがる人達

今月23日トランプ大統領と米国保健社会福祉省は、FDAのラベル更新や研究資金提供など、新たな自閉症対策を発表しました。この告知は自閉症障害のお子さんを持つ親御さんにとっては少し明るい未来がやってきたようにとられてのではないでしょうか。自閉症スペクトラム障害(ASD)は、2000年以来400%近く急増し、現在ではアメリカの子どもの31人に1人が罹患しているとHHSは報告しています。この数字が少しでも少なくなるようこの取組に期待したいところですが、真実を隠そうとする人たちも沢山いるのが現実です。

ケンビュー社(ジョンソンエンドジョンソンから独立した会社)に対する訴訟で入手した文書によると、タイレノールのメーカーと米国食品医薬品局(FDA)は、妊娠中の同薬の使用と自閉症を含む神経発達障害との間に関連性がある可能性が高いことを何年も前から知っていたそうなんです。証拠となる内部メールには2008年から危険を懸念していたことが伺えます。さらにJ&Jはタイレノールと自閉症との関連についての研究に資金を提供することを検討したが、自分たちの研究がその結果を裏付ける可能性を懸念し、「首を突っ込む」ことを断念したということを示すメールも発見されたということです。

実際に同社のウェブサイトには、「信頼できる独立した科学的データは、アセトアミノフェンの服用と自閉症との間に証明された関連性はないことを示し続けている」とし、「アセトアミノフェンの服用が自閉症を引き起こすことを示す信頼できる科学は存在しない」と述べています。マサチューセッツ大学ハーバード大学ジョンホプキンズマウントサイナイなど世界的トップの研究機関の文献があるのにも関わらずです。上の日本のメディアも全く調べもせずに同じようなことを言っていますよね。

この訴訟でケンビュー社が負けて、真実が全て明るみにでることを心より期待します。

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