太陽光パネルリサイクル

8月29日に政府は使用済み太陽光パネルのリサイクル義務化を見送る方針を固めることを発表しましたね。2030年代後半以降、大量のパネルが寿命を迎えて廃棄される見通しがあるため法制化を検討してきましたが、費用を誰が負担するかで調整がつかず制度設計が難航したということです。昨年の時点ではリサイクル費用は製造業者または輸入販売業者が負担し、解体費用は設備所有者が負担するということを制度として導入しようとしていたのに、内閣法制局から、所有者が費用を負担する自動車や家電など、他のリサイクル関連法と整合性が取れないという理由で待ったがかかったそうです。ネット上では「利権先の中国業者から圧力がかかったから」という噂が流れています。産経新聞の調査によりますと、国内で2024年に出荷された太陽光パネルの約95%が海外製で、うち8割超を中国製が占めているので、中国がリサイクル費用を払いたくないと言っているような気もしないでもないですね~。

そもそも太陽光パネルは初期費用が高くて電気代も安くならないし、製造および処理することで環境汚染が発生しまいます。また断続的で信頼性が低く、冗長なバックアップ電源か高価なバッテリーへの投資が必要で、石炭、天然ガス、原子力発電技術に比べて膨大な土地を必要とし、従来の発電技術の半分か半分以下の寿命で稼働するということから考えても無駄としか思えません。グローバリストの掲げる「ネットゼロ」(大気中に排出される温室効果ガスと大気中から除去される温室効果ガスが等しく、全体としては「実質(=net)ゼロ」になっている状態を指します。)は本当に私たちの為、そして地球の為にあるのか見直すべきではないでしょうか?

参考文献

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