抗がん剤 血液検査

癌治療の研究に膨大な資金が使われていますが、癌と診断される人の数は増える一方ですね。現在の西洋医療での癌治療は免疫療法というのもありますが、一般的なのは手術、抗がん剤、放射線という3の方法が使われますね。ホリスティック的にはこれらの方法はあまりお勧めしませんが、もしこの定番治療を始めるのでしたら、フルオロウラシル(5-FU)という抗がん剤に注意してください。Fluoroplex、Tolak、Efudex、Carac、および Adrucil として販売されているこの抗がん剤は、50 年前から現在でも結腸直腸がん、乳がん、肺がん、胃がん、食道がん、子宮頸がん、膵臓がんの治療に一般的に使用されています。5-FU の経口版はカペシタビンで、商品名 Xeloda で販売されています。米国心臓病学会は 2019 年 4 月にメタ分析を発表し、5-FU を固形腫瘍がんに使用される最も心臓毒性の高い薬剤の 1 つとしてランク付けしました。わずか12時間の静脈内注入で心血管疾患の症状と心臓発作が観察されたと報告されています。

みなさんご存知のように抗がん剤は毒性が高く、体内で解毒されなければ致死的になる可能性があります。体内にはジヒドロピリミジン デヒドロゲナーゼ (DPD) という肝酵素が存在しており、抗がん剤 5-FU の 80% 以上を不活性化し解毒してくれます。 しかし、ここに問題があります…DPD 酵素活性が低下しているか、まったくない人も存在するのです。DPD 酵素がなければ、フルオロウラシルベースの薬物は無期限に身体を毒し続け、その結果、別の疾患を発生したり、一部の人にとっては苦しみの死をもたらします。

DPD 欠損症は人口の 5% に影響があると言われています。 これは、がん患者の 20 人に 1 人が、わずか 1 回の 5-FU 投与によって重大な死亡リスクを抱えていることを意味します。米国だけでも、毎年 1,300 人以上が 5-FU の毒性により死亡していると推定されています。 このような被害に遭う前にDPD肝酵素が低下しているのかを判明する血液検査を是非行って頂きたいと思います。医師がDPD検査について説明することは殆どないと言われているので、自分は心配ないとは思わずに受けてくださいね。

抗がん剤などの治療を受ける前に、早期発見でまだ小さい腫瘍を切断するだけで済んだという結果になるのが私たちにとっては理想的な治療ではないかと思います。あんなに元気で健康的だった人が癌になるなんてと癌は突然やってくるように思えますが、実はそうではないようです。時折症状が発生していても、大したことはないとほおっておいたり、医者にいったとしても、その症状を抑える薬を処方されるだけで、他のところで少しずつ進行している癌細胞を見つけることができないままになっていたりということもあります。また一般のがん検診も必要かと思いますが、他の検査にも目を向ける必要があるという専門研究者がいます。

  • コレステロール

コレステロールは体内で最も重要な分子のひとつであると言われていて、高コレステロール血症は心臓病に良くないと下げるように医師に指示されますが、低ければよいということではないようです。人それぞれにあった数値は違うので、一概に200以下に留めておく必要はないと言われています。大腸癌や進行癌が進むと総コレステロール値が低下することから、癌死亡との関係についての研究と報告は多くされています。また総コレステロール値の低下と免疫機能の低下が、癌発生リスクを上げる可能性も指摘されています。

  • 中性脂肪

コレステロール値と同じく脂質の数字ですが、これも癌との関係が報告されています。中性脂肪値はやはり低い方が好ましく、朝食前の空腹時の中性脂肪値が60から90ml/dlであれば正常ですが、100mg/dl以上だと危険信号だという研究も発表されています。特に乳がん、すい臓がんとの関係は多くの研究が発表されています。

  • 胃酸

胃酸は主に塩酸(HCL)、塩化カリウム、塩化ナトリウムで構成されています。これらの物質は、タンパク質の消化と、ビタミンやミネラルの吸収に必要不可欠です。胃酸は消化に必要なだけでなく殺菌効果としても重要で、雑菌やカビの繁殖を抑える働きがあります。胃酸が少ない方は細菌による感染症や異常繁殖により下痢やガスが溜まりやすいのが特徴です。そして腸にポリープがあり、低胃酸であると大腸がんを発生する可能性が高いと言われています。

血液検査の結果はスプレッドシートなどの表にまとめて数値の変化を観察することをお勧めします。そしてその時の体調等に関するメモも記入しておくとよいですよ。自分の為の健康管理、来年はもう少し自分に気を配ってあげてください。

参考文献

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2360753/

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https://emedicine.medscape.com/article/1746057-overview?form=fpf

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https://link.springer.com/article/10.1007/s00432-021-03867-1

https://www.theepochtimes.com/epochtv/defuse-cancer-risk-by-reversing-biomarker-early-warning-signs-fix-cancer-risk-factors-part-2-post-5507852

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