キノコの効能については昔から知られていますね。きのこには水溶性食物繊維も入っていますが、不溶性食物繊維がより豊富です。また、カルシウムの吸収を助けるビタミンDや皮膚や髪の毛、爪などを健康に保つビタミンB1、脂肪の代謝を助け、効率よくエネルギー変換してくれるビタミンB2も豊富です。林野庁のサイトによると日本には、4千から5千種類のきのこが存在していると書かれています。そしてそのうち食用とされているきのこは約百種類だそうです。またきのこの中には薬用として使われるものもあり、さまざまな病気を治療および予防し、全体的な健康を増進することができる健康増進化合物を含む食品です。それぞれの薬用キノコには独自の利点がありますが、風邪から慢性的な倦怠感、炎症、ストレス、不安、集中力、ホルモン調節、性欲、高血糖まで、あらゆることに役立つと言われています。最もよく知られている薬用キノコは、冬虫夏草、霊芝、山伏茸(ヤマブシタケ)、カバノアナタケ、チャガ、カワラタケであり、栄養補助食品として入手できますが、現在はきのこコーヒーとして入手できるんです。
きのこコーヒーのことを最初に聞いたとき、穀物コーヒーの味を想像したんです。私は穀物コーヒーは苦手なので、カフェイン抜きの飲み物ならばハーブ茶を選んでいます。なので、きのこコーヒーなんて飲みたくないと思っていました。そしてきのこコーヒーを知り合いの家で進められた時、ちょっと困ってしまいました。でも驚いたことに味は殆ど普通のコーヒーと変わりませんでした。結局のところ、普通のコーヒーにきのこエキスを混ぜただけのことなんです。
薬用きのこは、コーヒーと組み合わせる前に乾燥させて抽出します。ほとんどの市販のきのこコーヒーは、インスタントコーヒーまたはドリップ用に挽いたコーヒーで売られています。ではどのような効能がきのこコーヒーから期待できるのでしょうか?きのこコーヒーの開発社といわれるフォー・シグマティック(Four Sigmatic)のウェブサイトをみると、
「安定したエネルギーで忙しい一日をパワーアップ。速くそして明確に考えることができるようにあなたの脳を鋭く保ち、生産性と創造性をあおり、そして免疫機能さえサポートしてくれます。
さらに山伏茸は、安定した持続的な活力を提供してくれるので、ドキドキ感やその反動が起こったりせず、コーヒーのすべての「特典」を手に入れることができるんです!」と謳っています。
また人気の高いRYZE(ライズ)スーパーフード社は
「アダプトゲン(トラウマ、不安、肉体的疲労などのストレスへの抵抗能力を高める働きのある天然のハーブ)マッシュルームを配合したオーガニックコーヒーブレンドは、落ち着いたエネルギー、シャープな集中力、免疫力増加を通常のコーヒーの半分以下のカフェインで提供します。ドキドキ感やその反動で堕ちたりしません。このコーヒーには、冬虫夏草、山伏茸、霊芝、カワラタケ、エリンギ、MCTオイルが含まれています。」と書かれています。
きのこコーヒーを試した人のレビューでは、「心拍数が加速することを心配する必要はもうありません。午後にコーヒーを飲んでも、ちゃんと早くに安らかな眠りにつくことができます。そして排便リズムを崩したり、便秘になりやすくなるということもないです。何よりも、不安や落ち着きのなさを感じたり、交感神経の興奮によるドキドキ感になることもないです。」とコメントされています。
つまり、きのこコーヒーはカフェインが少なく、集中力、エネルギー、免疫力を高めてくれるんですね(使用するきのこの種類によって効果が異なると思いますが)。しかし、きのこコーヒーは、きのこ抽出物を含む通常のコーヒーであると説明されているのに、なぜきのこコーヒーのカフェインが通常のコーヒーより少ないのか理解できません。 使用するキノコがカフェイン含有量を相殺または減少させてくれるんでしょうかね?
朝の一杯のコーヒーのメリットを最大限に活用したいけど、飲んだ後の不安感や緊張感が好きではないという人は、このきのこコーヒーが解決してくれるかも。でも私的にはやっぱり何も入ってない美味しいコーヒー飲んで、薬用キノコは別途高品質のサプリメントで摂取したいなと言う結論を出したのでした~。
Reference:
http://www.ikonet.com/en/visualdictionary/static/us/edible_mushrooms
https://www.womenshealthmag.com/food/a22033146/mushroom-coffee-benefits/
https://www.farmersalmanac.com/what-mushroom-coffee-34008