ベンゼン漬けになって

つい先週末、私たちは子供のお誕生日に呼ばれて、ロングアイランドのある友人宅に行きました。夏晴れの暑い日だったのでランチの後プールに行きました。そこのプールは友人宅のある高級住宅地内に住む人たち専用のプールなので、来る人たちは大概が医者、弁護士、大手会社の幹部、また投資銀行家など教育レベルの高い人達が集まっています。そんなエリートの方々が集まるプールで危ない日焼け止めを使っている人があちこちにいてビックリ!それも自分達だけでなく、小さな子供にまでもそんな危険な日焼け止めをたっぷり塗っているし。。。私たちは忙しくてどの日焼け止めが安心なのか調べる時間がないかもしれませんが、これから毎日塗る人もいるでしょうし、日差しが強いここNYでは日焼け止めは欠かせません。また原因不明の重い疾患になってからでは手遅れになってしまうので、どの原料が危ないのかリストにしてお見せしますね。

日焼け止めは、日焼け、皮膚がん、早期の皮膚老化、およびその他の太陽への過度の露出のリスクから私たちを保護してくれると言われています。しかし、今日市場に出回っている日焼け止めの多くは、有益というよりも有害のものが多く、癌を引き起こす化学物質を含んでいるものさえあります。化学物質ベンゼンは、人間にガンを引き起こす可能性のある発ガン性物質で、仕事場の空気から高レベルにさらされた労働者にガンを引き起こしたという事実があちこちにあります。国立がん研究所(NCI)によると、ベンゼンへの曝露は白血病やその他の血液疾患を発症するリスクを高めます。また、FDAはそれをカテゴリー1の溶剤として分類しています。つまり、ベンゼンは、やむを得ない場合を除いて、医薬品や医薬品の製造に使用すべきではないということです。しかし、5月発表された研究では、294種類の日焼け止めと日焼け後用製品のうち78種類が、FDAの濃度制限を超えていることが明らかになりました。

その商品とは

  • Neutrogena Ultra Sheer Weightless Sunscreen Spray, SPF 70 and SPF 100+
  • Neutrogena Beach Defense Oil-Free Body Sunscreen Spray, SPF 100 
  • Fruit of the Earth Aloe Vera Gel 
  • Banana Boat Kids Max Protect & Play Sunscreen C-Spray, SPF 100
  • EltaMD UV Aero Broad-Spectrum Fully-Body Sunscreen Spray, SPF 45 
  • Sun Bum Cool Down Gel 
  • Raw Elements Eco Formula Sunscreen Lotion, SPF 30 
  • CVS Health After-sun Aloe Vera Soothing Spray 
  • Goodsense Sunscreen Lotion, SPF 30

たとえ私たちが上記の製品を使用していなくても、ビーチやプールで友人や他の誰かがこれらの製品を使用している可能性があります。ビーチで隣の家族が日焼け止めスプレーを家族全員にかけていたら、そこから有害ベンゼンを吸入しているかもしれません。なので、この研究をおこなったバリシュア社(Valisure)は、FDA(アメリカ食品医薬品局)に対し、ベンゼン濃度制限を超えている78の製品を回収し、これらの製品の製造について独自の調査を実施するよう要請しました。

日焼け止めで怖いのはベンゼンだけではありません。2019年にFDAは、既存の日焼け止め成分の安全性を再審査すると発表し、1999年に承認された16成分は再分類されました。安全性が確認されていると判断される2成分(酸化チタンと酸化亜鉛)は現状維持でGRASEとされ、有害性がはっきりしている2成分(パラアミノ安息香酸(PABA)とサリチル酸トロラミン)については禁止になりました。そして残りの12種の有機化合物については安全性を検証する研究がもっと必要なのでFDAはメーカーに対して安全性のデータの提出を求めました。下記がその記載資料です。

再検査提案の後、特定の日焼け止めがどれぐらい体に吸収され、また処理されるのかの追跡調査が実施されました。FDAは、4つの市販の日焼け止め製品で使われている6つの化学日焼け止め活性物質(アボベンゾン、オキシベンゾン、オクトクリレン、ホモサレート、オクチサレート、オクチノキサート)が1回の塗布後でも血流に入り、またその化学物質濃度はFDAが制限している値より高かったと報告しました。さらにこれらの化学的な日焼け止め成分は付けてから最大2週間皮膚に残るということがわかったのです。

さらに、多くの化学物質ベースの日焼け止めがエストロゲン様作用などホルモンの撹乱したり、エストロゲンを模倣して甲状腺機能を妨害する可能性がある内分泌撹乱物であるといういくつかの研究があります。これらの化学物質は、私たちが遊ぶ川、湖、海に行き着き、動物や水生野生生物は内分泌撹乱物質にさらされ、人間が直面するのと同様の悪影響を受けやすくなります。実際、ハワイでは、オキシベンゾン、オクチノキサート、アボベンゾン、オクトクリレンを含む日焼け止めが禁止されています。

では最後に危ない化学成分についてのリストをご紹介します。

ちょっと数が多くて覚えられないという方は酸化亜鉛と(または) メキソリルSX(エカムスル)が主成分として使われているものを選んでください。

では楽しい夏をお過ごしください!

参考文献

https://www.valisure.com/wp-content/uploads/Valisure-Citizen-Petition-on-Benzene-in-Sunscreen-and-After-sun-Care-Products-v9.7.pdf

https://www.cosmeticsandtoiletries.com/regulatory/safety/Benzene-in-Sunscreens-Prompts-FDA-Citizen-Petition-PCPC-Responds-574510711.html

https://www.health.harvard.edu/blog/keep-using-sunscreen-while-fda-updates-recommendations-on-safety-of-sunscreen-ingredients-2019073117377

https://www.health.harvard.edu/blog/keep-using-sunscreen-while-fda-updates-recommendations-on-safety-of-sunscreen-ingredients-2019073117377

https://biologicaldiversity.org/w/news/press-releases/hawaii-senate-bill-bans-harmful-sunscreen-chemicals-2021-03-09/

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15458797

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24073792

National Institute of Environmental Health Sciences. Endocrine Disruptors. National Institute of Health website. Last revised Jan 8, 2016. Available at: http://www.niehs.nih.gov/health/topics/agents/endocrine/

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/18930325/

http://www.nature.com/news/2008/080129/full/news.2008.537.html

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2291018/

http://news.nationalgeographic.com/2015/05/150514-sunscreen-nanoparticl…

https://www.federalregister.gov/documents/2019/02/26/2019-03019/sunscreen-drug-products-for-over-the-counter-human-use

https://www.fda.gov/media/124655/download

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