アスピリンとお友達?

   痛み止めのお薬を飲んで、胃が痛くなった経験はないですか? ヘルスカウンセラーになってからは市販の痛み止めは摂取しなくなり(以前は酷い生理痛で薬なしでは起きれない日もありました)、我が家に鎮痛剤は全く存在しなかったのです。しかし、右足が急に痛くなって歩くこともできなくなり、寝ることもできないほどの痛みに悩まされたので、整形外科医に診てもらいまし。そして半月板損傷と診断され、手術は避けたいので、理学療法と鎮痛剤を処方されました。鎮痛剤も服用したくはなかったのですが、あまりの痛さで日常生活を送ることが不可能だったので、仕方なく飲みました。えっ、こんなに効くの?と驚くぐらい階段の上り下りもできるようになったのですが、服用し始めて約2週間後ぐらいから、胃に痛みを感じ始めました。なので、処方された鎮痛剤はやめ、市販の鎮痛剤に変えて、痛みが酷い時のみだけに服用するようにしました。処方薬は1日2回を360日続けるとなっていました!そして理学療法のおかげて1か月後には鎮痛剤なしで日常生活に支障なく動けるようになりました。しかし身体に少し異常が。。。

   お医者さんに鎮痛剤を処方されたことはありますか?その時に処方薬の副作用についてお話してくれましたか? 残念ながら副作用については劇薬でなければ患者が聞かない限り医者は説明してくれません。実際にアスピリンやアドビル(Advil)などの非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)によって引き起こされる胃腸の問題に関する多くの研究があります。これこれこれ、それから参考文献リストにも

   非ステロイド性抗炎症薬による胃腸および消化器系への副作用の中でも注意して頂きたいのは消化に不可欠な胃酸=塩酸が非ステロイド性抗炎症薬によって減少してしまうということです。塩酸はタンパク質消化酵素を活性化し、カルシウム、亜鉛、鉄、葉酸、ビタミンB12などのビタミンやミネラルを吸収するのに役立ちます。また、強い塩酸は食べ物と一緒に入ってくる病原菌を破壊してくれます。塩酸によって生成される酸性環境は、食中毒の防止に役立ち、酵母、寄生虫、ウイルスおよび細菌感染を制限することにより、消化器系の問題を防いでくれます。なので胃での消化が損なわれると、胃内およびそれ以降の消化器官での栄養素の分解と吸収が最適におこなわれません。塩酸の量が低いためにこれらの重要な消化機能が正常に機能しなくなると、ガスがたまったり、お腹が張ったり、便秘の症状が発生するだけでなく、栄養不良で老化の加速につながり、鉄不足、SIBO(小腸細菌異常増殖)、胃食道逆流症、さらにはアレルギー症状から自己免疫疾患などの疾患を起こす可能性があるのです。

   なので胃腸不良や消化器系で悩んでいて、アスピリンなどの非ステロイド性抗炎症薬を服用しているのであれば、これ以上症状が悪化しないためにも、鎮痛剤はやめて医者と相談しましょう。怪我による痛みでない限り、市販の非ステロイド性抗炎症薬を頻繁に服用するのではなく、機能性医学の医者と一緒に痛みの原因を突き止めましょう。最後にこの低下した胃酸を取り戻すのは「メディカル・メディアム」という本にあるセロリジュースがお勧めです。

参考文献

https://www.spine-health.com/treatment/pain-medication/potential-risks-and-complications-nsaids

https://www.intechopen.com/books/nonsteroidal-anti-inflammatory-drugs/adverse-effects-and-drug-interactions-of-the-non-steroidal-anti-inflammatory-drugs

https://nutritionreview.org/2018/11/gastric-balance-heartburn-caused-excess-acid/

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/2543192/

https://drjockers.com/symptoms-low-stomach-acid/

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