鏡をみて何がわかる?

mirrorこちらアメリカにいると問診はするが、診察というか望診といわれる目、舌、皮膚、その他の状態を診る医師は殆どいない気がします。もちろん怪我や腫れ、湿疹などの症状がある場合は別ですが、特に症状が無い場合はすぐに血液検査に進んでしまいます。私がかかった小児科医は、子供にはお化け屋敷にみえる大きな家にオフィスを構えていて、そのお医者さんは血液検査などしなくても殆どの病気を問診と診察で判断してたと思います。小児科ということもありますが、祖母がかかったいた医師も血液検査など殆どせずにぴたりと原因を解明していたような気がします。このようなお医者さんのように私たちの健康状態を判断することはできないけれども、ちゃんと気にしてみていると早期発見?できることもあるので、是非じっくりと鏡に向かって観察してみてください。

舌

のどが腫れていたり、歯痛があるとき以外はあまり口の中を鏡でみることはないですよね。なので舌の症状は見過ごされたりすることがよくありますが、舌は健康について多くのことを語る重要な器官です。 健康な舌はピンク色で、小さな結節(乳頭)で覆われている必要があります。 舌の正常な外観からの逸脱、または痛みは、懸念の原因となる可能性があります。

<赤い舌>

着色料の入った飲み物やかき氷などを食べて舌が赤くなることはよくありますが、通常でも舌が光沢のある明るい赤の場合は、体に鉄分またはB12が不足している可能性があります。ビタミンB12と鉄は、舌の乳頭(小さな隆起)を成熟させるために必要なので、 これらのビタミンが不足している場合は、乳頭を失う可能性があり、舌が非常に滑らかに見えます。これらのビタミンの欠乏を経験している場合は、おそらく疲労、脱力感、バランス感覚の問題、記憶障害などの他の症状などがあると思われます。

反対に舌が赤くてもなめらかではなく、舌全体に赤いブツブツが(イチゴのような)広がっていて高熱を伴っている場合は、緋色熱(感染症)または川崎病(5歳未満の子供に見られます)が発生している可能性があります。

<痛みや赤いしこり>

物を食べている最中にうっかり噛んでしまい、そのあとからしこりのような状態になるというのは珍しくありません。また口内炎も赤くなって痛みを伴いますが、深刻な問題ではないですね。しかし、口内炎と思ったけれど、2週間以上たっても症状が治まらず、しこりや赤みだけでなく白い斑点が見られるという場合は舌がんの可能性が高いとみられます。また舌がんは舌の側面にできやすいという特徴を持っているので特に注意深く観察してみてくださいね。

 

目

目は心の窓と言いますが、目は健康状態への窓であることを示す証拠もあります。その理由の1つは、目には体の中で最も小さな血管がいくつかあり、したがって、体の他の場所では簡単に検出できない「信号」を送信しているからです。

<まぶたの痛み>

まぶたの痛みは、コンタクトレンズの刺激から、結膜炎などウイルスや細菌の感染症まで、さまざまなものがあります。 ただし、まつげの喪失と中々治らない痛みがある場合は眼瞼腫瘍(がんけんしゅよう)と呼ばれる皮膚がんの一種であることを意味する場合があります。

<角膜の周りの灰色の環>

目の角膜の周りの薄い灰色(または白っぽい)の輪は、老人環と呼ばれますが視力や見え方には影響はしません。黒目(角膜)は透明な臓器なのですが、血液の脂肪沈着、脂質が角膜の外側に蓄積すると発生します。通常コレステロール値や内臓脂肪が高かったり、心臓発作や脳卒中のリスクが高いというサインでもあるので、要注意です。

<腫れと赤み>

程度や部位によってさまざまですが、まぶしく感じるなどが多く、眼が赤くなり、痛みが伴っていたりすると、ブドウ膜炎の徴候である可能性があります。 ブドウ膜炎は、ブドウ膜、つまり眼の白い部分である強膜の下の目の層に影響を与える炎症の一種です。原因としては病原菌(細菌・ウィルス・寄生虫など)による感染性のもの、また自己免疫疾患である、「ベーチェット病」「サルコイドーシス」「原田病」が全体の40%を占めています。

爪

手や足の爪も健康状態のサインをだしてくれています。普段まじまじと爪を見る機会も少ないと突然「あれ?こんな爪の色してたっけ??」と、変色した爪にドキッとされる方もいらっしゃるかと思います。

<白い爪>

本来健康な爪は薄いピンク色でツヤがあるものですが、爪の先端だけでなく、爪全体が白く、または著しく淡い場合は、病気の兆候である可能性があります。白い爪は貧血(赤血球数が少ない)を意味していることがあり、また、肝硬変や腎不全など体内の低タンパク質貯蔵(低アルブミン血症)の兆候である可能性もあると言われています。また、慢性心不全、糖尿病、肺結核、関節リウマチ、ウイルス性肝炎、全身性強皮症、悪性腫瘍なども白い爪の原因とも言われています。

<赤い線>

爪の上から、物を落としたり、指を強く打ちつけたりすると、爪のなかの皮膚が裂け、毛細血管を流れる血液から出血し、長さ数ミリの縦線として現れます。これは原因がわかっているので、心配はいらないのですが、何もしてないのに、赤い線ができる場合は乾癬の真菌感染症、心臓弁感染症、血管の炎症(血管炎)など、いくつかの状態が原因で爪に赤い筋ができることもあります。

<黒っぽい線>

黒っぽい線が爪にできたとしても、色が薄くなったり、だんだんと消えていったり、1本の爪に2〜3本ある線などは問題ないことが多いと言われています。しかし反対に、色や太さが不均衡で線幅が広がったり、また色が濃くなっていくようであれば要注意です。この場合、メラノーマと呼ばれる危険なタイプの皮膚がんの徴候である可能性があります。ほとんどの人はメラノーマは皮膚から始まると考えていますが、爪の下、特に親指、人差し指、足の親指の爪から始まることもあります。 単一の茶色または黒の帯、および爪の周りの皮膚に茶色がかった色素があるかよく観察してください。

このような症状に対してちょっと思い当たる点がある場合は是非、医療専門家に相談してください。爪、目、舌に出ている症状だけでなく、普段と違うと感じることを伝えるのも忘れずに。不安を残さす、すべての懸念を対処してもらいましょう。

参考文献

What Your Tongue Says About Your Health


https://www.medicinenet.com/tongue_problems/article.htm
https://medlineplus.gov/tonguedisorders.html
https://www.health.harvard.edu/diseases-and-conditions/copd-preventing-treating-and-coping-with-a-serious-breathing-problem
https://zana.com/a/fingernail-toenail-abnormalities-painful-red-swollen-nail-fold-paronychia.6868
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https://www.thehealthy.com/beauty/nail-care/fingernail-health/

Signs and Symptoms of Vision Problems


https://www.health.harvard.edu/diseases-and-conditions/warning-signs-of-a-serious-eye-problem
https://www.cdc.gov/media/matte/2012/08-healthy-vision.pdf?cid=2012_08_healthy_visioncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15488795
https://www.healio.com/ophthalmology/cornea-external-disease/news/print/ocular-surgery-news/%7B5cc4f557-886f-411e-9411-02e4b109bcdc%7D/heart-disease-ocular-health-share-important-common-ground-in-women
https://medical-news.org/turns-out-the-eyes-could-literally-be-a-window-to-a-persons-health/215

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