毒だらけの食品

glyphosate

グリホサートという名前を聞いたことがありますか? グリホサートは広範囲で使われる除草剤および作物乾燥剤で、草・スゲ・広葉雑草および木本植物を含むすべての一年生植物および多年生植物に使用されます。散布する場所に生育する植物をすべて枯らす非選択性除草剤なので、道路・駐車場・公園・運動場などの有用植物を植えていない場所でも使用されるます。1970年にモンサントの化学者ジョンE.フランツによって除草剤として開発され、モンサントは、1974年にラウンドアップという商品名で農業用に市場に投入しました。

そして近年グリホサート、ラウンドアップに対しての訴訟が次々と起きています。以前にもニュースレターで取り上げましたが、新聞やテレビで大きく取り沙汰されたのは2018年に元グラウンドキーパーとしてカリフォルニア州の公立校で働いていたドウェイン・ジョンソンさんがモンサント社(同年にドイツの製薬会社バイエルに買収された)を提訴した裁判でしょう。ジョンソンさんは学校の校庭整備のために使用したラウンドアップが原因で、悪性リンパ腫を発症し、末期がん患者となりモンサント社に損害賠償を求めました。またモンサント社が、がんの可能性を知りながらも警告しなかったとして損害賠償が認められる裁判も起きています。

2015年3月20日に世界保健機構(WHO)の専門機関、国際がん研究期間(IARC International Agency for Research on Cancer)は、ラウンドアップの主要成分グリホサートは5段階の発がん性分類リストの上から2番目、「発がん性が疑われる」2Aカテゴリーに分類されると報告書を出しました。

ラウンドアップをめぐる訴訟は何千件と言われていますが、この商品は市場から消えたわけではありません。そしてスーパーで売られている沢山の食品にグリホサートが見つかっているのです。米国で栽培されている大豆の94%、トウモロコシと綿の80%以上は、グリホサート耐性遺伝子組み換え作物です。グリホサート耐性遺伝子組み換え作物は、毎年世界中で栽培されている遺伝子組み換え作物の80%以上を占めているのです。

読者の皆さんの中でガン患者の友人・知人または家族・親戚を一人も知らないという人はいないのではないかと思います。がん治療研究のために多額の資金が提供されているにもかかわらず、がんに苦しむ人々の数は決して減っていないのが現状です。がんの発生に寄与する要因は様々だと確信していますが、グリホサートは発がん性物質として分類されているんです。だったら避けた方がいいわけですよね?

以下の表はグリホサートの検査結果です。大量のグリホサートが Cheerios, Special K, Goldfish Crackers, Annie’s Gluten Free Cookies, またホールフーズの365ブランドオーガニック・クラッカーにまで検出されました。この検査の詳細はこちらから見れます。最低でもここに載っている食品は購入しないか、極力食べないようにした方がいいと思います。特にお子さんにこのような食品を食べさせるのは殺虫剤をご飯にかけて食べさせていると思ってやめさせてくださいね。

私たちが知っている毒といわれるもの(重金属、カビ、医薬品、化粧品や洗剤に使われる化学薬品など)は、あらゆる種類の病気を引き起こす可能性があることに注意してください。政府の環境機関が言うことに頼らずに、 自分で守る必要があることを忘れずに。

List

 

参考文献

http://pmep.cce.cornell.edu/profiles/extoxnet/dienochlor-glyphosate/glyphosate-ext.html

Roundup Lawsuit

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