市販薬いくつ服用していますか?

Cold and flu products are pictured on shelving at grand opening of drugstore chain Walgreens newest flagship store in Hollywood今までコレステロールを下げる薬の副作用について何度が触れましたが、その中には認知症もあるとお話しました。しかしコレステロール降下剤を飲んでいなくても、認知症と診断される人が年々増えています。そして若くして認知症といわれる人も出てきています。ここ10年の医療研究では薬局て処方箋なしに買える薬と認知症の関係が行われています。もしかしたら読者の人もまたそのご家族の人もその薬を飲んでいるかもしれませんね! ではどういうものなのか見ていきましょう。

2015年ワシントン大学の研究
ワシントン大学のShelly L. Gray医学博士らの研究チームが、65歳以上で認知症の兆候が出ていない3,434名を対象に、7年間追跡調査を実施。 期間中、最も多く服用されていたのは、抗コリン薬が入っている抗うつ薬や花粉症の薬、睡眠補助薬となる抗ヒスタミン薬、失禁抑制薬など。そのうち2割は、薬局の店頭で購入できる一般用医薬品だった。結果的に、調査参加者の2割強に当たる797名が認知症を発症。抗コリン薬の使用状況の関係を調べたところ、抗コリン薬を長期間に渡って多く服用するほど認知症のリスクが増していたという。

2016年インディアナ大学医学部の研究
研究者チームは、MRIおよびPETイメージングを使用して、脳に対する抗コリン薬の影響を認知テストおよび記憶テストとともに検出しました。この研究では451人を対象とし、そのうち60人は抗コリン作用が中度または高度の薬を少なくとも1つ服用していました。認知テストでは、抗コリン薬を服用している患者は、短期記憶、言語的推論、計画、問題解決などの一連の活動をカバーするいくつかの実行機能のテストで薬を服用していない患者より成績が悪いことが明らかになり、またグルコース代謝レベルが低いことが明らかになりました。更には、抗コリン薬を使用している患者は、脳の容積を減り、脳内の空洞である心室を大きくしていることがわかりました。

2019年6月英ノッティンガム大学の研究
研究チームは55歳以上の英国人28万4343人について2004~2016年のデータを分析し、処方薬と認知症との関係を調べた。そのうち認知症と診断されていたのは5万8769人。特に処方されることの多い抗コリン剤は、抗うつ薬のほか、目まいや乗り物酔いや嘔吐(おうと)の治療薬、過活動ぼうこう炎などの治療薬だった。その結果、抗コリン剤を処方されていた人は、1日量の合計が10年間で1095回を超えると、処方されなかった人に比べて認知症のリスクが50%近く増大することが分かった。これは高齢者が強い抗コリン薬を3年以上にわたって毎日服用した量に匹敵する。

抗コリン薬とは?

上記に出てくる抗コリン薬とはどういうものなのでしょうか?
抗コリン薬は、副腎交感神経系の重要なメッセンジャーであるアセチルコリン作動性神経の働きを抑える薬です。アセチルコリン作動性神経は血管の拡張、筋肉の収縮、体の分泌、心拍数などを調節する神経です。

アセチルコリン作動性神経により、胃や気管支、膀胱などの平滑筋は収縮するので、胃痙攣を抑える目的で使用されたり、気管支拡張剤として、また過活動性膀胱の治療薬として使用されます。またパーキンソン症候群の補助的な治療薬として、使用されることもあります。その一方で、鼻水や痒みを止める抗ヒスタミン剤や、抗うつ剤や抗精神薬は、副作用としての抗コリン作用を持っています。なので抗コリン作用を含む薬は沢山あるのです。こちらが英語日本語のリスト(他サイトから集めました)。

より強いものをより長く(3年以上)服用していると、損害は深刻になります。インディアナ大学の研究では、長期間にわたってこれらの薬を服用していると、たとえ止めたとしても元には戻らないかもしれないと述べています。私たちは年をとるにつれて、腎臓と肝臓の洗浄力は衰えてくるので、血中の薬物濃度はより長く維持されます。その 結果、アセチルコリン作動性神経を抑制する抗コリン剤が体内に蓄積されてしまうわけです。

元々脳のアセチルコリン作動性神経の働きを弱め、認知症のような症状を出すであろうことは、当然想定されていたにも関わず、認知障害を「年のせいだから」と本人のみならず調べもしないで認める医者が多いのも現実なのです。そして長期はダメだとわかっているのかいないのか、ず~っと抗コリン薬を処方し続ける医者がこれらの研究からもわかるように沢山いるのです。

talk to docそしてショックだったのが、この英国研究の記事に対してハーバード・ウーマンズ・ヘルス・ウォッチという医療雑誌の編集長がしたコメント。「どれが最も有効な薬かを確認する一番の方法は、自分が服用している処方薬と市販薬全部の薬を大きな袋に入れて、次に主治医に会う時に持って行く事よ。」この編集長、記事をちゃんと読んでいるのかな~?と思ってしまいました。大体一般的な主治医はそこまで薬の副作用を勉強していません。もし勉強して知識があるのなら、こんな結果になるまで、色々な薬を飲ませ続けないでしょう?

カイロプラクティックの医師であり、自然療法の医師でもあるアックス先生は、抗コリン薬を使用する代わりに、自然療法で対処する方法を説明しています。英語ですが、知りたい方はここをクリック。でも医療専門家に相談することなく突然薬の服用をやめることはお勧めできません。なので、ここであなたの主治医を再評価してください。もし抗コリン薬についてあまり知らず、複数のお薬(抗コリン薬に限らず)を勧める医者なら、他の医者を探した方がいいと思います。もちろん簡単なプロセスではありませんが、あなたの健康をあなたと一緒に考えてくれて、どんな意見でも聞き入れてくれる医師を見つけることができるならば、それは本当に価値があると確信しています。

参考文献:
https://www.alzu.org/blog/2017/07/20/studies-find-over-the-counter-medications-may-be-linked-to-high-rrisforalzheimer/

Higher dementia risk linked to more use of common drugs

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