毎年のようにインフルエンザの時期になるとワクチンを打ったのにもかかわらず、インフルエンザにかかったという話を聞きますね。でもだからといってワクチン接種をやめないのは何故でしょうか?
日本では費用がかかるようですが、アメリカでは健康保険に加入していれば負担はゼロです。そして今ではPublix, CVS またWalgreenなどといったドラッグストアでも接種でき、予約も病院での待ち時間もなく、買い物の「ついでに」できるのが「売り」のようです。さらにインフルエンザワクチンを打つと5ドルから10ドルのクーポンを発行してくれるお店もあるというぐらいマーケティング戦略が凄いのです。
それから毎年ニュースで「今年は4万人の人がインフルエンザで死亡、10万人の人が入院」などという情報が流れますね。こういう数字をみると怖くなってインフルエンザワクチンを打たなくてはと思う人がいると思います。一般市民を怖がらせてワクチンを打たせるのも1つのマーケティング戦略なんです。というのもアメリカでは実際にインフルエンザウイルスで死亡する人数は年間1,000人程度なんです (コクランによると*)。ではこの例にあるような4万人という数字はどこから来たのかと言いますと、実はインフルエンザと似たような症状の肺炎や呼吸器系疾患および循環器系疾患よる死亡数なのです。そして皆さんおわかりかと思いますが、肺炎や呼吸器系疾患および循環器系疾患はインフルエンザワクチンで予防はできません。
またアメリカでは強制的にインフルエンザワクチンを打たせる企業もあります。ミネソタ州の医療機関会社はインフルエンザワクチン接種を拒否した50人の従業員を解雇しました。これはこの医療機関を利用する患者の為に取った処置という事ですが、私は完全に人権を否定した処置だと思っています。
インフルエンザワクチンの有効性は不明だという事をご存知ですか?ワクチンメーカーは現在のインフルエンザウイルス株と完全に一致するものを作成することはできません。エビデンスベースの自然医療情報ウェブサイト、グリーン・メド・インフォ (Green Med Info) が引用したコクランの研究結果によると「200を超えるウイルスは、インフルエンザに似たような症状(発熱、頭痛、痛み、咳、鼻水)を引き起こします。 臨床検査なしでは、医師は2つの病気を区別することはできません。 両方とも数日間持続し、まれに死亡または重病につながります。 せいぜい、ワクチンは流行しているすべてのウイルスの約10%に相当するインフルエンザAおよびBに対してのみ有効であるかもしれません。」
またインフルエンザを受け続けると、さらに病気になりやすくなります。季節性インフルエンザワクチンと広範囲及ぶ流行病であるA / H1N1関連疾患のリスクを増加させるという研究があり、この調査は、カナダの保健当局が、前のシーズンにインフルエンザを撃った就学前の子供と健常な若年成人が、H1N1が流行った時に2倍以上の深刻なリスクを負ったことを確認したことを要約しています。 毎年繰り返されるインフルエンザの接種により、ある種の免疫反応を妨げ、自然にインフルエンザウイルスに感染したことのないワクチン接種を受けた子供を、新規タイプのインフルエンザウイルスによる感染の影響をより受けやすくしてしまうのです。
結局のところ、インフルエンザワクチンを接種する必要はないんです。 風邪やインフルエンザに対する最善の防御は強くて健康な免疫システムであることは誰もが知っています。 しかし、あまりにも多くの人々が自分の健康を怠り、代わりに迅速な修正を求めています。 したがって、まずはあなたのライフスタイルを見直し、加工食品や甘い食品を避け、適切な睡眠を取り、ビタミンC、Dとオメガ3を摂取し、ストレスレベルを管理するようにしてください。 この基本的な生活習慣の改善はあなたのお子さんにも重要であることを忘れずに。
参考文献
https://community.cochrane.org/news/why-have-three-long-running-cochrane-reviews-influenza-vaccines-been-stabilised
https://www.sacbee.com/news/nation-world/national/article185968528.html
https://en.wikipedia.org/wiki/Cochrane_(organisation)
http://www.greenmedinfo.com/blog/why-only-thing-influenza-may-kill-germ-theory
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20887210
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3209321/
はじめまして(^^♪
なかなか興味深い記事でした。
私は中学校2年生以来もうかれこれ30年弱、インフルエンザの予防接種をしていませんが、
一度もかかったことがありません。
風邪はひきますが、職業柄、喉の炎症程度です。
今更、怖くて予防接種は打てないと思ってましたが、やっぱりやめとこうと思いました。
コメントありがとうございます。
しっかり健康管理なさっておられるようで御立派です!
お仕事は歌い手さんか、声優さんのようですか?
健康管理をしているわけではないですが、最近は年をとって夜遊びの回数が減りました(^^;
仕事…ご期待にそえず、すいません。歌手でも声優でもないです( ;∀;)
大学で栄養学を教えてます(*_*;
是非是非生徒さんに栄養の大切さを伝えてください!