心の病気なの?それとも頭の病気?

Broken Brain

昨年の1月号のニュースレターで認知症の事についてお話ししました。脳と腸の深い関係そしてケトジェニックダイエットが脳機能の改善に効果があると。でも健全な身体は食生活の改善だけでなく、睡眠、ストレス、運動など全ての生活習慣の見直しが必要です。それは様々な要素が個々に異なった影響を与えるからです。

クリーブランドクリニックで機能的医学のディレクターを務めるマーク・ハイマン医師はアルツハイマー病、パーキンソン病、注意欠陥多動性障害、うつ病、昨年脳障害、不安障害、躁うつ病、自閉症、などの脳障害についてのドキュメンタリービデオ「Broken Brain (壊れた脳)」を昨年リリースしました。実はハイマン医師自身が20年前に脳障害を体験しているのです。健康で、賢く、隆々たる医師が混乱し、落ち込んで、物忘れの酷い、怯えた自信のない人間になってしまったとビデオの中で話します。彼は様々な専門医に会いに行きました。ある神経科医は注意欠陥多動性障害だと言い、また別の医師は慢性疲労および線維筋痛だと診断しました。他の医者はうつ病で不安障害を持っていると見解しました。従来の医学では原因を解明せず、症状を和らげる薬しか処方してもらえませんでした。

途方にくれ、混乱した彼はある時機能的医学の医師に出会い、全ての症状となる原因を見つけることができたのです。その原因は水銀中毒でした。彼はどうして水銀中毒になったのか、以下に述べています。『僕はツナ缶のサンドイッチで育ち、お寿司をいつも食べていました。北京にも住んでいて石炭を暖房に使っているんです。石炭燃焼は凄い水銀がでますよね。それに歯にはアマルガム(水銀)の詰め物で一杯でした。このような水銀汚染の環境におかれ、体内の金属を効果的に解毒することを妨げる遺伝子とが組み合わされ、徐々にそして確実に細胞とミトコンドリアを害毒していったのです。その結果いつも元気がなく、疲労困憊していて、思考能力が衰えていました。筋肉痛やしびれ、引きつれがあり、不眠症、うつ病、不安障害に悩まされ、消化機能の問題や、食べ物アレルギーも持っていました。最終的に髪の毛と尿に数値の高い水銀が発見され、水銀中毒だということがわかったのです。』

ハイマン医師の場合は水銀中毒が原因でしたが、同じような症状をもつ別の人は全く別の要素が原因かもしれません。また反対に原因は同じでも異なる症状を訴える人もいるのです。それは同じ人間であっても個々それぞれ違うからです。なので前述したとおり、その原因の基を取り除くには1つの事だけでなく、ありとあらゆる手段で取り除かなくてはなりません。

ハイマン医師は様々な機能的医学の専門医をインタビューし、そして何千人という患者を治療してきた経験から、脳障害の改善には見直さなくてはいけない7つの分野があると「Broken Brain」で話しています。その分野は

  • 食生活
  • 不足している栄養素
  • アレルギー
  • ホルモンバランス
  • 感染
  • 毒物
  • ストレス

それぞれの分野は共通点が無いように思われるかもしれませんが、非常に深い関係があるのです。各分野を追究するにあたり、様々な検査が必要となるので、機能的医学の医師やオステオパシー医師、ナチュロパス医師などのホリスティック療法を基に治療を考える医者に相談することをお勧めします。

しかし脳機能(そして身体全体に)必要不可欠な栄養素の摂取はすぐに始められることなので、もう一度おさらいとしてこちらに書いておきますね。基本の基本は効力や全身循環に到達する割合が高く、 そして効能範囲が広いと言われる高品質の総合ビタミンです。次に必須脂肪酸のエイコサペンタエン酸 (EPA) とドコサヘキサエン酸 (DHA)、ビタミンB群、そしてプロバイオです。また神経系を和らげるために夜寝る前に200-400mgのクエン酸マグネシウムかグリシン酸マグネシウム を飲むと良いと言われています。これは総合ビタミンに含まれている分量とは別に飲んでください。ビタミンDの数値が低い方は是非サプリメント(D2ではなくD3)を摂取してください。

それからBroken Brainでは抗酸化物質、特にグルタチオンの必要性を話していました。グルタチオンは、解毒剤と免疫システムを高めるので非常に重要です。グルタチオンは肝臓やほかの細胞で3つのアミノ酸によって作られます。ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、またパセリに含まれるクロロフィルがグルタチオンのレベルを上げてくれるので、沢山食べてください。また放牧牛から作られた純粋で調整されていない乳清や初乳もグルタチオン製造に働きかけます。サプリメントとしてはリポ酸、N-アセチル – システインがグルタチオンを作るのを助ける前駆物質として活躍してくれます。

同じく見落としてはいけないのが、ミトコンドリアの働きです。ミトコンドリアは細胞の中で呼吸をしてエネルギーを生産しているので、ミトコンドリアが増えれば若返り、減れば老化とも言われています。そして多くの研究者がミトコンドリアの異常が殆どの病気を生み出すと述べています。エネルギーを生産している発電所が正常に機能していない場合、血液も酸素も栄養などすべてがちゃんと作動しなくなってしまうので、疲労、痛み、過敏感、認知低下などを体感してしまうというのがわかりますね。そしてミトコンドリア増加を助けると言われているのがNADH(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)、 L-カルニチン、リポ酸、コエンザイムQ10などです。

従来のお医者さんにかかっても一向に良くならないのでしたら、機能的医学、オステオパシー、またナチュロパスの専門医に診てもらって原因を突き止めてください。体は動くけど脳が思うように働かないというのは本人にとっても周りの人達にとっても辛いものです。「Broken Brain」で紹介されたハイマン医師が勧める専門医のリストはこちらです。この中の一人が希望を見つけてくれるかもしれませんね!

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