日本に長期滞在して今回は歯医者にいってみました。うちの近所は歯医者だらけなのですが、良い歯医者があまりなく、母が行くところに検診にいきましたが、「えっ?」という内容でした。どこの歯医者も同じではないと思いますが、レントゲンはとらず歯の写真だけ。クリーニングも歯石を取るのに水圧の強くて細かい霧状の水が出て少し振動がある機械を使うだけ。アメリカではちゃんと先端が鉤(かぎ)状になった「ハンドスケーラー」や「超音波スケーラー」といった専用器具を使って、こびりついた歯石をこそぎ落とします。ガリガリされるのがいやという人もいますが、私はこのガリガリが好きで、やってもらわないとキレイになった気分にならないのです。そして写真を見て「詰め物をしたところが黒ずんでいますから、虫歯かもしれないので、次回治療しましょう」といきなり予約された。そして「治療には麻酔をかけます」と言われました。レントゲンもとらず、虫歯かどうかわからないのに、治療しますとはどういうこと?と思い。その予約はキャンセルしました。
私の保険がよくないのからなのか、患者さんの為を考えた治療ではなく、ただの金儲けのように感じました。口コミさいとでここの歯医者の評判を見てみると「キレイ、親切」と書いてあった。歯の治療内容についてはまったくコメントがありませんでした。その他の歯医者についても似たような内容で、「治療は痛くなかった。待ち時間がなかった」など、肝心なところをみてないような気がしました。
日本人の歯に対する観念はアメリカに比べると全体的に低いですよね。私の親もそうですが、歯並びが悪く金歯や銀歯の詰め物がぎっしりという感じです。そして銀歯の詰め物にはアマルガムが使用されていることが多いのです(銀色でふちがシャープでなく黒ずんでいる歯の詰め物)。アマルガムとは「歯科用水銀アマルガム」の略で、加工が容易で殺菌性に優れているため虫歯治療ように歯に充填される歯科治療材料です。アマルガムは、銀・スズ・銅・亜鉛、水銀などが含まれる合金で、水銀を50%含む金属です。
アマルガムは口腔内で容易に気化・蒸発し、全身に運ばれ、特に腎臓、肝臓、脳などに蓄積されるのです。果物・野菜・コーヒー・お茶などの酸も、化学反応を引き起こす要因で、また、アマルガムは物を噛む際など摩擦が生じた時に、その熱で水銀を含んだ蒸気を発生するともいわれます。
歯科アマルガムの害についての第一人者、ハルハギンス博士は、
「水銀は酸素、栄養素、および破棄物を交換する能力を妨害し、DNAを破壊して細胞を殺します。」
と述べています。アマルガムの水銀による症状は様々ですが、多くみられるのが、下記の症状です。
活力の低下
舌のざらつき
不安感
情緒不安定
各部の腫れ
不整脈
疲労
偏頭痛
口内炎
胃腸障害
皮膚炎
注意散漫
物忘れ
不眠症
体に必要な酸素を運んでいるのは赤血球内のヘモグロビンですが、水銀がそれにくっつくことで、酸素が運べなくなり、疲労を体感するのです。しかし、酸素運搬能力が低下しても、ヘモグロビンの量自体が減るわけではありませんから、通常の血液検査では異常値は出ません。むしろ酸素不足を補うためにヘモグロビン値は高くなっています。
同じく甲状腺ホルモンにある4つの結合部にも水銀が付着することによって、甲状腺低下症状が出るのです。そして水銀は甲状腺だけでなく、ほかの多くのホルモンにも悪影響を及ぼします。怖いのは有機水銀は胎盤を通過するので、妊婦の方は要注意なのです。
水銀がおよぼす体の影響は非常に多岐にわたり、特に神経、心臓、免疫、ホルモンなどに及ぼす影響が大きいと考えられていて、自己免疫疾患に代表される、リュウマチ、ALS、甲状腺疾患、繊維筋痛症、多発性硬化症、1型糖尿病との関係も高いといわれています。またアルツハイマー、パーキンソン病、白血病、乳がんにも関連すると発表されているのです。
なので、上記のような症状がある方はまず歯医者にいってアマルガムが詰め物として入っているか確認し、適切な除去をしてくれる歯医者で処理してください。そして正しい解毒栄養療法で身体をきれいにしてくださいね。