もしかして偏食症?

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4歳児の母として好き嫌いの激しい子供がどんな子なのかは良くわかります。私の娘は生野菜や焼いたり、炒めたりした野菜だと指で数えられるくらいの野菜しか食べません。なのでその食べられる野菜を毎日順番に出しているという感じです。でも沢山の色々な種類の野菜をスープやシチュー、スムージーに入れると全部食べてくれるので、それでなんとか野菜の栄養を取っている状態です。娘は肉でも魚でも種類にこだわるし、またどのように調理されたかによって食べたり食べなかったりなんです。新しい食べ物に関してもほとんど興味がなく、「試してみる~!」なんて自分から言える様な冒険心のあるタイプではないのです。私は子供の頃からほとんど好き嫌いがなく(肉より魚派でしたが)、新しい食べ物にいつも興味があって、タイ料理、メキシカンなどのエスニック料理も大好きでした。しいて言えば「お子様ランチ」は大嫌いでした。笑

しかし、好き嫌いが極度に激しいの偏食の子供が特にこのアメリカに多い。彼らが食べるのはパン、味なしパスタ、フレンチフライ、チキンナゲッツ、ピザ、アイスクリームといったところ。日本にいる偏食の子供は大概白米、うどん、パンが主な食事になっています。殆どの小児科医が成長するうちになんでも食べれるようになるというのですが、ニューヨーク大学児童研究センターで食事障害を専門としているアンドレア・バザーナ心理学者は「しかしその内の(偏食の子供の)25%は偏食が治らず、新しい食べ物を受け入れられません。」という。さらに「限られた食べ物しか食べられず、嫌いな
食べ物に対する拒絶が強い人を専門用語で “セレクティブ・イーター(選択的摂食)”と呼びます。間違った方法で新しい食べ物を紹介していくと、”セレクティブ・イーター“の子供は生涯偏食の道とたどることになります。」と付け加えています。殆どの偏食の子供は一見健康にみえますが、1つの食品群全部を拒否する子供は体への恩恵を無視していることにます。ビタミン・ミネラル・食物繊維の豊富な野菜や果物を食べないということは栄養不足や便秘などの障害が発生します。またこのような乏しい食生活を長い間続けていると心臓病から癌にいたるまで様々な疾患になるリスクを高めることになります

肉、魚、野菜、穀物、果物といった様々な食材を食べさせなくては病気になるのは当たり前だと読者の方は思うかもしれません。しかし、希望をなくし、他の食べ物を食べさすのをやめてしまう親も少なくはないのです。そしてその見返りはいつかは返ってくるのです。17歳のイギリス人、ステーシー・アーバインさんは仕事中に倒れ救急車で病院に担ぎ込まれました。というのも実は彼女は2歳の時から3度の食事はチキンナゲットだけという食生活を15年も続けてきたのです。医者は貧血と舌の静脈の腫れと診断し、緊急ビタミン治療を行いました。ステイシーの塩分そして脂質の取り過ぎという食生活は心臓病、脳卒中、また癌などの慢性疾患になるリスクを大幅に上げています。ステイシーのニュースが取り上げられて、不安になったクレア・シモンズさんも自分は2歳の時から31年間チーズピザしか食べてきていないんだとマスコミに公表しました。かかりつけの医者にはこのままの食生活を続けていると君は必ず早死にすると言われたそうです。

カラフルな果物や野菜はビタミンA,C,E,Kそして葉酸が豊富に入っています。このような栄養素が不足している人は壊血病、視覚障害、または血液凝固の問題をかかえることになります。
「様々な食材をとるというのが誰の食生活にも不可欠な要素である」とノースショア・ロングアイランド・ユダヤヘルスシステムの公衆衛生イニシアティブ所長、ナンシー・カッパーマンさんは言います。「なのでナンシーが健康的な食材、例えばにんじんだけを食べたとしても重要な栄養素を逃していることになります。野菜、果物、たんぱく質、上質な穀物をバランスよく食べることが私たちには必要なんです。」と話す。

私がネットで調べた限り、大人でこのような極度で重症な偏食家は日本人の中ではいないようです。自分は偏食ですといっても、それなりに、野菜、たんぱく質、炭水化物をとっています。もちろん良い食生活ではないですけれどね。なので日本人の中には病気と判断されるような「食べたくない」ではなく「食べられない」人がいないのかもしれません。これはもちろんちゃんと調べないとわからないことですが。。。アメリカでは飲み込む事もできない人がいます。アンバー・スコットさんは3度の食事をフレンチフライのみで生活しています。テレビ番組で米を食べる場面があったのですが、2,3粒の米を食べるのに7分以上もためらっていました。彼女はAvoidant Restrictive Food Intake Disorder(直訳すると回避性制限的食物摂取障害となります)と診断され「病気」というスタンプを押されてしまいました。偏食家達のサポートサイト、Picky Eating Adult Supportのウェブサイトには偏食の原因と思われる病状、症状、状況がのっています。それらは 強迫性障害、嚥下障害、選択的摂食障害、食物嫌悪、嗅覚と味覚の障害、スーパーテイスター(超味覚)、権力闘争、感覚統合障害、自閉症、食品新奇恐怖症、アスペルガー症候群です。

もっと調べていくと偏食家の人に希望が持てるような記事を発見しました。(また偏食を防げるかも?)ステファニー・ルシアノヴィックさんは元々偏食家で野菜など食べずに育った子供でしたが、今のご主人との出会いをきっかけに偏食を克服し、料理学校を卒業、フードライターとして活躍しています。その彼女が出版した本「Suffering Succotash(サコタッシュで苦しむこと)」のインタビューの時のお話です。ステファニーさんは ‘ノンテイスター’(超味覚、スーパーテイスターとは逆で舌の味蕾【みらい】が少ない)でもアンダーソン・クーパー(CNNのニュースキャスター)のように偏食家になることもあると言っています。スーパーテイスターは味蕾が多く平均的な味覚の持ち主より3倍ほど強く味を感じ特に苦味に敏感なので、ブロッコリー・ほうれん草という緑の野菜系が苦手という偏食家が多いのです。なので´ノンテイスター‘の人は反対になんでも食べる人が多いのです。しかし、彼女はノンテイスターであるアンダーソンは食べ物から得られる喜びを全く感じていないので(ボストンマーケットのターキーミールをお昼ご飯として毎日飽きるまで何ヶ月も食べ続けてた!)、偏食家になったと判断しています。それは子供の頃の食生活が重要な鍵を持っていると説明しています。アンダーソンは「味気のないただのクラッカーとアクアビットだけがあるだけの家庭だった」と言っており、逆にステファニーのご主人はいつも食べ物に関してどんな食材でどのように作られたかを食事の時に良く家族で話し、手間をかけた美味しい家庭料理をみんなで食べる家庭で育ってきたので、ノンテイスターであってもご主人は食の喜びを実感しているのだそうです。ご本人のステファニーさんもアンダーソンと似たような経験をしています。彼女は野菜嫌いでしたが、子供のころに出された野菜といえば冷凍野菜だったそうです。

また栄養士であるジェ・バーマンさんも偏食家として育ってきた人で環境が大きく影響していたと話しています。彼女のお母さんはスーパーテイスターだったので、料理らしい料理も作らず、白いパン、シリアル、焼いた鶏肉などで、野菜といえばお酢のたっぷりかかったレタスぐらいだったといいます。お母さんが他の食べ物を拒絶していたので、ジェさんご本人も同じような偏食家にになってしまったのです。

アメリカで偏食の子供(11歳以上)をもつ両親が専門家に助けを求めているポストを読んでいると殆どの家庭が離乳食として市販の瓶に入っているものをあげています。またクラッカー、シリアル、味のないパスタ、ピザ、チキンナゲット、フレンチフライなどを幼児の早い時期に与えている傾向がみられます。共通することは本物の食べ物をあげてないということです。これでは正しい味覚を作れないことになり、「美味しさ」オンチになる傾向が強いと思われます。料理評論家のジェフリー・ステインガーティンさんは雑誌ボーグの料理評論家として雇われた時、世界中を旅行し本物の味を学び、嫌いだった食べ物が食べれるようになったと彼の最初の著書でのべています。

もし乳児・幼児を育てているのでしたら、今食べさせている食べ物を再評価してみてください。小学生のお子さんがいまでも白米、うどん、パンなどという炭水化物だけしか食べないようでしたら、やはり専門家に原因を調べてもらうのが一番だと思います。大人になってもアンバーさんのようにひどい偏食家であれば同じく専門医に会いに行くことをお勧めします。ここでは書ききれなかったのですが、育っていく過程の中で学校給食が食べられない、友達の家に遊びにいけない、親戚の集まりにでれないなど、楽しいはずの社交の場から遠ざかり、人間関係がうまくできなくなってしまい精神的なストレスが悪化しているケースが沢山ありました。なので、体そして精神の健康の為にも早めに問題解決へと取り組んでください。

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