朝ごはんにシリアルと牛乳というのがアメリカでは忙しい人の定番となってますよね。子供も朝はシリアルという家庭も少なくありません。シリアルは栄養がバランスよく入っていて朝食には一番という広告が見られますが、これは本当なのでしょうか?
まず大手フード会社のシリアルは糖分が沢山はいっており、High Fructose Corn Syrupも良く使われています。糖質が多いということはそれだけ血糖値の上昇が激しくなり、 “肥満ホルモン”と呼ばれるインスリンが必要以上に分泌され、摂取した糖質を脂肪に変えて体内に蓄えてしまいます。
そしてサクサクとしたあの間隔ですが、粉末になった原料(大麦、小麦、米など)を水と混ぜどろどろにして押出(成形)機と呼ばれる機械に流し込みます。そこで高温と高圧をかけあのOの形のシリアルやフレーク状にするのです。その後砂糖や油をスプレーでつけて‘味’がついて出来上がりとなります。この押出プロセスの時に殆どの栄養素は破壊されてしまいます。脂肪酸は変形され、必須アミノさんの1つであるリジンは大幅に損傷されると言われています。
では“Fortified”されたシリアルはどうなの?と思われると思います。“Fortified”とは 栄養分が「足された」という意味で、よくシリアルの箱に「ビタミンA,C,D配合」と書かれています。なので栄養満点のような気がしてしまいますよね。しかしこの人工的に作られたビタミンは自然界では存在しないものなので、体内で吸収されにくくなります。また人工的に作られたビタミンは「毒」であることもしばしばあります。例えば鉄分配合となっているシリアルの鉄分は実は砂鉄のような金属の鉄が配合されているのです。
ヘルスフード店で売られているオーガニックのシリアルは大丈夫と思いますよね。食物繊維とたんぱく質が豊富で余計な成分が入ってないです。しかし、生産過程は大手食品会社のものと変わらず「押出(成形)機」を使うので、たんぱく質の構造体が変形して体に害のあるものに変わってしまうと言われています。
ここまでシリアルが家庭の食卓に浸透する前に研究された怖いレポートがあります。Ann Arbor University では18匹のねずみを3つのグループに分けました。1つのグループはコーン・フレークと水を食べる。2つ目のグループはそのコーン・フレークの入っている箱と水(残酷だよね)。コントロールグループである3つ目のグループはえさと水。コントロールグループは研究実施機関の間通常の健康状態を保っていました。しかし、コーンフレークを食べさせられたねずみは箱を食べさせられたねずみよりも早く死んでしまいました!(最初の箱ねずみの1匹が死んだ時に最後に残ったコーンフレークねずみが死にました)最後箱を食べさせられたねずみは無気力になって最終的には栄養失調で亡くなりました。がコーンフレークを食べていたねずみは総合失調症になり、癇癪をおこしたり、お互いに噛むようになってしまいました。そして最終的には痙攣をおこすようになりました。この結果から箱を食べていたねずみの方が体の異常がでなかった、すなわちコーンフレークには栄養どころか毒になるものが沢山入っていると言えます。
アメリカの朝ごはんとしてはもっとも人気のシリアルですが、こんなにも「体に悪い」ことが沢山あるのです。朝ごはんはやはり玄米に梅干そして野菜と海草の味噌汁が一番だと思います。でもその時間がないのでしたら豆乳、アーモンドミルクでつくるオートミール、オーガニックの全粒小麦パンとアーモンドバター、グラノラ、果物などを試してみてください。