日本では当たり前になっている遺伝仕組み換え表示。でもアメリカでは大手遺伝仕組み換え種メーカーの圧力がかかり過ぎていて表示は義務化されていません。表示義務化の運動は随分前から始まっていて、今では健康食料品店(Whole foodsなど)では遺伝仕組み換え材料を使ってないと独自で表示している(Non-GMO)会社の製品も多く扱うようになりました。とは言えそれはあくまでも一握りです。安心して食品を選びたいということで、カリフォルニア州ではプロポジション37(修正法案)を出し、大統領選挙の投票日と同じ日(11月6日)に「遺伝仕組み換え食品の表示義務化」の案の投票が行われます。このことについては健康オタク系の読者の皆さんはもしかしたらご存知かもしれませんね。
リサーチ会社バーンスタイン・リサーチの報告書によると米国の加工食品の70%~80%は遺伝仕組み換えのトウモロコシ、大豆、テンサイなどの成分を含むそうです。なのでこの法案に反対しているのは遺伝仕組み換え種の販売元モンサント、化学会社デュポンだけでなく大手食品メーカーのペプシコや、ネスレ、コカコーラ等も高額な寄付金を払って反対運動に援助している。(賛成派は10月27日の時点で730万ドル、反対派は4,130万ドル)遺伝仕組み換えが安全だというのであれば何も表示の義務化を恐れることはないはずである。が、彼らはそうでないことを解っているし、これからますます上記ビデオのような研究発表が行われ、遺伝仕組み換え食品の恐ろしさが多くの消費者に伝わっていくことは時間の問題であると思う(と願う)。
上記ビデオはフランスの研究者らが行った実験で、米モンサント社の遺伝子組み換えトウモロコシを与え続けたラットに発がん性、突出した死亡率が見られたという発表です。モンサント等の大手業者からの研究停止の圧力を受けないために極秘で行われたとか。この実験は約2年間、200匹のラットを使用して行われ、その中で遺伝子組換え作物に力を入れているモンサント社のGMO(遺伝子組み換え 作物)トウモロコシを与え続けたラットの5~8割に、ピンポン玉からテニスボール大のサイズの腫瘍が発生、それらの7割が死亡したという今までにない驚くべき結果を出しました。
日本では遺伝仕組み換え表示をしてるとは言え、その量が5%以下であれば表示しなくてもいいとなっています。これは決して安全とは言えないと思います。食料危機を救う為に作られたと善人のように訴える業界関係者とロビイスト。しかし現実は全く逆で病気をもたらしています。わたし達個人が積極的にGMO-Freeの食品を選べる時代を作っていきましょう!是非皆さんのご協力をお願いします!