ジャガイモが痛みの原因?

関節炎でお悩みですか?今では関節炎、変形性関節症、通風、リュウマチなどは年寄りだけでなく若い人にも症状がみられるようになりました。1980年に『The Arthritis Nightshades Reseach Foundation(関節炎ナス科研究所)』を設立したアメリカの園芸学者チルダー博士と自然療法医師であるスミス氏は麻酔性植物に分類されるナス科植物・ナイトシェード類は、敏感な関節炎患者における有力な発症原因物質の一つであると発表しています。この種類に含まれるのは、ジャガイモ、トマト、なす、タバコ、そして黒胡椒(コショウ科に属する)を除くすべての唐辛子類(ピーマン等)をあげています。

現代では東西問わず料理にジャガイモ、トマト、ピーマンがよく使われますね。また辛いもの好きな人も沢山いるので唐辛子を使った料理も多くなりました。ではそのナス科の植物はどうしてよくないのでしょうか?ナス科の植物には有毒物質であるグリコアルカロイド(じゃがいもやナスのソラニン、トマトのトマチン、トウガラシ類のカプサイシン、タバコのニコチンなど)が含まれています。それらの有毒物質は神経伝達の働きがある酵素の一種であるコリンエステラーゼを阻害し、関節痛を悪化させる原因になりえると報告されています。ソラニンはジャガイモの皮のすぐ下の部分や芽、緑に変色した部分、また未熟なトマトの緑色の部分に多くあります。(だからじゃがいもの芽が出ているところは毒だから取り除けとおばあちゃんに言われたんだと納得してしまいました。)

以下チルダー博士の『ナイトシェードと関節炎の明白な関連』という研究発表の部分を引用します。

ナイトシェード類は少なくとも二つの健康上の問題点を引き起こす。ナイトシェード類は、コリンエステラーゼを阻害するグリコアルカロイドとステロイ ドを含んでいる。そのほかには、ジャガイモとなすに含まれる麻酔性のソラニン、トマトに含まれるトマチン、タバコに含まれるニコチン、菜園胡椒類に含まれ るカプサイシンがある。これらの阻害物質が単独もしくは別のコリンエステラーゼ阻害物質、例えばカフェインや、殺虫剤を阻害する組織的コリンエステラーゼ を含む食べ物のなかの不純物質などといっしょに体内に蓄積すると、麻痺したような筋肉痙攣、痛み、やわらかさ、炎症、固い体の動きといった症状となって表 れることがある。こうした症状は、摂取していたものをやめると数時間から数日の間に消える可能性がある。敏感さは人によってまちまちである。二つ目の問題 は、ナイトシェード類(分析されたそれらの種)が、家畜に見られるさまざまな症状、軟組織やじん帯・腱への石灰沈着、主要動脈および主要静脈血管壁のミネ ラル化、大理石骨病とそれに関連する病気を引き起こす非常に活発な活性物質ビタミンD3を自然に生成するその能力である。そうするうちに家畜は脚の不 自由さが進行してやがて歩行不可能になり、最後には死に至る。発症と並行して、関節炎に似た症状と関連のある肝臓そのほかの組織における銅不足が見られる。

そのほかの原因として考えられるのは、カプサイシンなどサポニンに似たグリコアルカロイドである。カプサイシンは、敏感な人が過剰に摂取した場合消 化器官壁を刺激し、また潰瘍、憩室疾患、ポリープなどを引き起こす。ナイトシェードは生体外実験から赤血球破壊を引き起こす可能性があり、ステロイド系ア ルカリ性物質が腸内ですばやく吸収される。このことは、ひょっとしたら神経系の症状に関係するかもしれない。」

もちろん必ずしもナス科の食べ物だけが原因とはいえませんが、現実に長期にわたってナス科の食べ物を除外した人の94%が関節炎がなくなった、または痛みが和らいだと報告されています。なのでお薬だけに頼らず、ナス科の食べ物を最低一ヶ月は取り除いてみることをお勧めします。乳製品も関節炎によくないといわれていますので、両方を一度にやめるとより効果的だと思います

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