よく「噛んで」ますか?(ニュースレター2010年3月)

健康の増進についてとなると何を食べるかだけでなく、どのように食べるかも重要になってきます。

消化はまず口の中でよく噛むことから始まります。よく噛むことによって唾液の分泌が促進され、消化酵素が働きます。しかし最近は食べることにあまり時間をかけず、つい何を口にいれているのかさえ忘れてしまっていることもあるのではないでしょうか? 私たちは他のことに気を散らされながら食べていることが多いですよね、いわゆる「ながら食い」。仕事をしながら、本を読みながら、話ながら、テレビを見ながらなどなど。。。そして大体一気に「飲み込む」というのが多いと思います。一般的に人は平均8回ぐらいしか噛まないと言われています。なので多くの人が消化機能の問題で悩まされていますね。(日本では胃腸薬が一番売れている薬と言われています。)

ゆっくり良く噛むことのメリットは沢山あります。口の中の唾液によって食べ物は単糖に分解され、甘味が出てきます。沢山噛むことにより、より甘味が出てきます。なので食後の「甘いものが食べた~い」という感覚も薄れてくるのです。よく噛むことにより消化不良を減らし、沢山の栄養素を吸収できるように働きかけます。また脳に多幸感をもたらしてくれるエンドルフィンも沢山作られます。よく噛むと食事の間に栄養分の消化吸収が開始され、血糖値が上昇し始めます。すると大脳から「もう食べたくない」という指令が出るので、少ない量で満腹感が得られ肥満防止につながります。その他血液循環、免疫力の向上、活力、持久力の増進などのメリットもあります。

よく噛むということで興味深いお話があります。ナチの強制収容所ではほんの少しの食事しか与えてもらえませんでした。そのため沢山の人が餓死しましたが、その中でも助かった人はひと口に300回噛んだそうです。300回というと今の私たちにとって気が遠くなるような数で現実的ではないですよね、でも最低でもひと口30回はできると思います。どんな感じか試してみてください。

よく噛むということから始まり、食事になるべく時間をかけてみてください。食べるということはとっても楽しいものです。匂い、味、そして歯ごたえを感じとり何を食べているか実感してください。また美味しいものを食べれることにも大いに感謝してください。テレビをみながら、コンピューターをしながら、携帯にテキストをうちながら、新聞をよみながら、などの「ながら食い」はやめて食べ物に集中して良く噛むこと。静かに時間をかけて食べるというのは最初のうちは慣れなくて戸惑うかもしれませんが、毎日のことですからなるべくこれを習慣づけて十分楽しんでください。

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